こんにちは!かなこです。
今日はHSPのことについてみなさんに知ってもらいたい!と思い、このブログを書くことにしました。
最近こそよくネットやSNSで見かけるようになったHSPという言葉。
みなさんはHSPとはどんな人のことをいうのか、ご存知でしょうか?
実は私自身もHSPの特性を持つひとりです。
最近になって自分の性質に気づく事ができたのですが、それまではとても辛い思いをしていました。
自分の性格について悩んでいる方、または大切な人の性格で悩んでいる方・・・
もしかしたらそれはHSPという性質がもたらすものかもしれません!
この記事を読んで自分の性質について知り、前向きに人生を楽しんでいきましょう!
HSP(Highly Sensitive Person)って何?
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、
「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が強い特徴を生得的に持っている人」のことを指します。
アメリカの心理学者、アーロン博士が提唱した概念で、
一見病気なの?と思うかもしれませんが、HSPは病気ではなく「人間の気質」を表します。
環境や性格などの変化に関わらず、先天的な生まれ持った性質で、統計的には5人に1人がHSPの性質を持っているのです。
小さな頃から些細なことも感じ取ってしまうHSPの方は、「どうして私だけこうなんだろう?」「人付き合いが苦手」などと生きづらさを感じていたかもしれません。
私自身も周りとの違いに悩んでいる時期がありましたが、このHSPについて知った事で
なるほど!自分はこの性質を持つひとりなだけなんだ!と思うようになれました。
HSPの特徴4つ
HSPは周りの状況をとても敏感に受け取ってしまう性質。
HSPの人にはどのような特徴があるのでししょうか?
アーロン博士によると性質は次の4つに分けられると言います。
1.考え方が複雑で、深く考えてから行動する
- 調べものはとことん調べる
- お世辞や嘘を見抜く事ができる洞察力
- 1を聞いて10のことを考える
- 物事を多面的に考える
- 何事も深く考えるので、何かを始めるのに時間がかかる
- その場だけの快楽より、生き方や哲学的なものに興味がある
人一倍物事を深く考える性質を持っている私たちは、調べ物が得意で考える能力がとても高いです。
しかし反面的には考え過ぎてしまうという特性もあるため、何かに挑戦する時は周りよりも時間がかかってしまいます。
2.刺激に敏感で疲れやすい
- 大きな音や光に敏感
- 人混みが苦手
- 何気ない一言に傷つきやすく忘れられない
- 人と関わると気疲れしやすく、帰宅後どっと疲れがでる
- 映画や音楽などで感動して泣く
- 些細なことで過剰なほど驚く
周囲の状況にとても敏感なため、HSPの私たちは人付き合いがとても苦手です。
特に大人数だったりすると私はとても疲れてしまいます(^^;
というのも、特徴にあるように様々な人の言動が気になったり、人の機嫌を察知して気を遣ってしまうからなんですね。
こればかりは街中に出るとどうしようもできないことですが、HSPにとっては疲れやすさの原因と言えるでしょう。
3.人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
- 人が怒られていると自分に言われているように感じ傷つく
- 映画や本の登場人物に感情移入して泣く
- 言葉を話せない赤ちゃんや動物の気持ちを察知できる
- 人の仕草や声、目線などで、機嫌や感じていることを察知できる
- 想像力や発想力が豊か
- 共感力が高いので聞き上手で相談に乗るのが得意
周りで叱られている人がいると、ついつい自分のことのように感じてしまうHSPのみなんさん。
話している相手が何を考えているかも察知できてしまうので、自分の正直な気持ちが言えなかったりつい気を遣ってしまうんですよね。
しかしその点共感しやすい性質は、想像力や発想力を高めてくれる要素ですし、相談に乗るのが上手!といういいところでもあるんです。
また聞いた話によると赤ちゃんや動物の気持ちを察知することのできるHSPには、霊感を持っている人が多い傾向にあるみたいですよ。怖いですね^^;
4.五感などのあらゆる感覚が鋭い
- カフェインや添加物に敏感
- 冷蔵庫の音など生活音が気になる
- 危機管理能力が高い
- 日光などの強い眩しさが苦手
- 痛みに敏感
- タバコの臭いや口臭で気分が悪くなる
- 直感などの第六感がはたらきやすく、当たりやすい
HSPの特性は内面的なものだけではありません。
五感などの感覚が非常に優れているため、生活の中でも困る事が多いです。
私自身は掃除機やドライヤーの音、他人の咀嚼音やくしゃみなどにとても敏感だと感じています。
HSPと非HSPの上手な関わり方
HSPを知らなかった時は非HSPさんに「どうして映画を見て感動してないの?冷たい人だなぁ」と思っていたり、なんでわかってくれないんだろうという気持ちが強くありました。
しかしHSPを知ってからは、それは非HSPさんからしても同じなんだということに気づいたんです。
私たちHSPの性質を持つ人間の周りには必ず非HSPさんとの関わりがあり、これは仕事や家庭など避けては通れないものです。
ついつい距離をとってしまいそうになりますが、ここで一度お互いの上手な関わり方を考えてみませんか?
気を付けたいポイントはこちら↓
HSPさん側
わかってほしい人にHSPのことを伝える
例えば恋人や家族など、自分がこの人にはわかっていてほしいと思う人にはきちんと伝えておきましょう。
ネットの情報などを見せながら伝えると、相手もより真剣に向き合ってくれると思います。
私たちは繊細な生き物なので、極力無駄なケンカも避けたいですよね。
相手に事前に私はこういう性質を持っていますと伝えておくだけで、お互いの「どうして?」が減り、上手に付き合っていく事ができるでしょう。
大切な人に伝えただけで、毎日不安になることが減ったよ!
わかってほしいことは言葉で伝える
HSPさんには相手が感じていることをいち早く察知できる能力がありますが、非HSPさんは私たちほど察知する能力がありません。
言わなくてもわかってほしいと思えば思うほど、私は気づくのにどうしてわからないの?としんどくなってしまいますよね。
HSPさんにとって意見を素直に伝えることは難しいかもしれませんが、気づいてほしいことやしてほしいことはしっかり「言葉」にして伝える事が大事です。
意外にも非HSPさんは気づいていないだけなので、言葉にしてみると解決する事が多いんです。
どうしても言いにくい時は手紙やLINEで伝えるのもあり!
何が苦手かを把握してもらう
生活音さえも気になってしまうHSPさんにとって、誰かと暮らしているととてもしんどい事が多いですよね。
そんな時も事前に何が苦手かをきちんと伝えておきましょう。
例えばドライヤーの音が苦手だとしたら、ドライヤーはドアを閉めてやってほしいなどと伝えておくだけで、HSPさんの抱えているストレスは軽減されるはずです。
少しでもリラックスして過ごしたいお家の中でなるべくストレスを溜めないように、お互い話し合ってみてはいかがでしょうか?
イヤホンや耳栓で騒音を防いだり、私たちにできる対処方法も考えておきましょう!
わかってもらえない事もあると理解する
HSPの私たちにとっての当たり前の感覚は、非HSPさんにとっては当たり前ではなく理解したくてもできない感覚があるのは事実です。
なのでもし、あなたがHSPについて説明した時に理解されなかったとしても、そこで無理やり伝えようとしてはいけません。
HSPの説明をする時はあくまでも情報提供のつもりで伝えてみてください。
また苦手はことを伝えたからと言って、これに関しても必ずしも相手が100%配慮した行動をとってくれるとは限りません。
HSP、非HSPに関わらず、どんな時でも相手を思いやる事が大事ですよ^^
すれ違った時は、時間をつくって話し合わなくちゃね^^
非HSPさん側
まずは相手の性質を受け入れる
「私はHSPです」と言われ動揺してしまうのも無理はありません。
しかも非HSPさんからしたら理解できない事も多いのではないでしょうか?
HSPの事を無理に理解しなくても大丈夫。
ただ相手がHSPだという事実を受け入れてあげるだけでOKです。
否定しないでまずは話を聞いてあげよう!
相手が苦手なことを把握する
もしかしたらあなたが「そんなことで?」と思うくらい、小さな事が気になるとHSPさんは言うかもしれません。
しかしそれはHSPという性質だということを受け入れて、なるべく生活では配慮してあげてほしいです。
なぜかというと、あなたが全く気にならないことであったとしてもHSPさんにとっては極度のストレスになる可能性もあります。
もちろんあなたの余裕がある時で構いませんが、大きな音や臭いなどに気を付けてあげるとお互い良い気持ちで過ごせると思います。
誰にだって嫌いな音や、臭いはあるよね。
HSPについて知ること
家族や恋人からHSPだと告げられたら、少しでもHSPについて調べることをおすすめします。
HSPの性質について知る目的ももちろんですが、世の中にはあなたの他にもHSPさんをパートナーに持つ人がいることを知ると安心できますし、非HSPさんのブログなどもとてもタメになると思います。
インターネットだけではなく、専門家の方が書いた書籍を参考にするとよりHSPについて理解できること間違いなしです!
わからない時はそれでよし!
HSPの性質を持たない非HSPさんが、100%理解することは難しいことです。
わからないことは分からなくてOK!
ですが、自分には分からないからと言って相手を責めたり、批判するようなことはしないであげてくださいね。
相手のことを考えすぎて、自分もストレスを溜めないようにしなくちゃね!
HSPについての書籍やSNS
私が普段参考にしている書籍とSNS、ブログなどなどです。
HSPについてもっと知りたい!と思った方はぜひ勉強がてら読んでみてほしいです!
HSPについて真面目に勉強できるものから、キャッチーに紹介されているものまで揃っているので、自分に合ったものを探してみましょう。
「繊細さん」の本
こちらはHSPについてのとても有名な本です!
HSPさん向けの本で、自分の繊細さとどう向き合っていけばいいのかがよくわかる内容となっています。
ストレスを防ぐ方法や人間関係をラクにする方法など、HSPさんが普段困っている身近なことについてフォーカスされているので、HSPについても理解ができやすくとても共感できる本です!
中田敦彦のyoutube大学
最初に紹介した繊細さんの本について、中田敦彦さんがYouTubeで詳しく解説している動画があります。
初めてHSPについて調べる人は、この動画を見るところから初めてみてもいいかもしれません。
とっても分かりやすかったので下のリンクから見てみてください!!
【インスタ】おかゆ@HSPカウンセラーさん
最近ではSNSでも気軽に情報をキャッチできちゃいます!
HSPの私でもとってもタメになり「わかる〜」と共感できるおかゆさんとハリーさんのインスタです!
Instagram@okayu_hspmama_24
【インスタ】ハリー@快適HSPサポーター
Instagram@goodfeeling.hsp
【ブログ】猫しな
こちらはHSPの奥さんにもつ、非HPSさんのブログです!
非HSPさんにはもちろん読んで頂きたいですが、HSPのことを誰かに伝える時にこのブログを読んでもらうとHSPについて理解してもらいやすいと思います。
【まとめ】HSPとして生きていくには
みなさんHSPについて理解していただけたでしょうか。
私は正直、自分が人より涙もろかったり、騒音が苦手なことに悩んでいたので、
HSPについて知った事で、これは単なる性質だったのかと安心する事ができました。
今まではそんな自分に自信がありませんでしたが、今ではHSPが自分の魅力であると感じています。
HSPと聞くと人よりも「生きにくそう」と思うかもしれませんが、
HSPだからこそできる事だってたくさんあるんです。
例えば私は学生時代舞台や演技をしていたので、人に共感しやすい性質を生かして様々な感情を引き出す事ができました。
私はHSPが特別とは思っていません。
世界中に色んな性格の人がいるように、私たちもその一人でしかないのです。
現に、HSPの中ででも苦手なものは異なるし、性格も違って当たり前。
この記事を読んでいるあなたがHSP、非HSPに関わらず、周りとの違いを常に受け入れるようにしてみてください。
そしたら私たちは、もっと生きやすい世の中を作っていけるはずです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
明日もみなさんが穏やかに生きていけますように。
written by kanako
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