
〜筆者の経歴〜
現在24歳、高卒。卒業とともにミュージシャンを目指しフリーターで活動するも挫折。
現在は派遣やリゾートバイトをしながら「自由に生きてきた」その知識や経験をもとに、自分自身にフィットした生き方をブログを通して更新中!
突然ですがあなたは”フリーターの現実”を知っていますか?
一般的には

フリーターは安定しないからやめたほうがいい。

適当に生きてるだけじゃないの?
比較的ネガティブなイメージを持たれている印象があります。
でも実際にフリーターとして6年間働き続けてきた僕からすれば、
こんなに自由でストレスフリーな生活はなかなかないと思います。
そんなリアルなフリーター事情
を今回はお伝えしようと思います。

「派遣社員」と「フリーター」は厳密には違うけど、同じ【非正規雇用】としてお話しさせてもらうね!
どんな人がフリーターになるの?
まずフリーターと呼ばれる人がなぜその道に進むのか?
実際に僕が目にしてきた人たちをもとにまとめてみます。
就職以外の夢がある人

まず、一番多いと感じたのは「就職以外の夢」を持っている人です。
〜例えばこんな人〜
・バンドで成功したい ・俳優、女優業で成功したい ・海外に行くためにお金を貯めている ・YouTuberになりたい など
実は、僕自身も弾き語りで有名になりたくてフリーターになりました。
「フリーター」と聞く”自由そう”とか”時間に縛られない”というイメージがあるのではないでしょうか?
逆に「就職」は仕事にもよるとは思いますが、”忙しい”だったり”時間に余裕がない”イメージがありますよね。
「就職以外の夢」がある人は仕事よりもその「夢」のために時間を使いたいと考える人が多く、
バイトや派遣で生活を食いつなぎながら自由な時間を自ら作り出しています。
正社員で働くことができない(働きたくない)

次は様々な理由により「正社員で働けない・働きたくない人」です。
日本社会では「大人になると就職をするということが常識」と思っている人は多いのではないでしょうか。
ですが、社会の中には少なからず【週5勤務、労働時間8時間】の生活に対応できない人がいます。
その中には決して他人よりも楽をしたいわけではなく、
身体的、精神的な理由からそのような生活に溶け込めないという人もいます。

「どうせ働くなら、責任感が少なくて楽な仕事をしながら気楽に生きたい」だったり、「もっと自由で刺激のある生活がしたい」と言って派遣でお金を貯めて世界に飛び立つ人もいたよ。人それぞれ自分にあった生活があって、良し悪しは他の誰かが決めるものじゃないよね!
自分としっかり向き合い、視野を広げて自分のペースに合わせた生活を見つけるのも、
もっと自分が楽しく生きて行くためには大事な要素かもしれませんね!
将来の仕事がもう決まっている人

珍しい例ですが「将来の父親の家業を継ぐから、それまでは自由を楽しみたい」
と言ってフリーターとして自由に生活している人もいました。
やはり全ての人に共通しているのは”自由”と”気楽”です。
そして、比較的楽観的でポジティブな発想をする人が多い印象です。
同じような悩みを持っていたり、諦められない夢がある方は
フリーターの道を考えてみても良いのではないでしょうか?
実際、どれぐらい稼げるの?

【民間給与実態統計調査(国税庁)】によると、
フリーターの平均年収については「非正規については男性 226 万円、女性 152 万円となっている。」
と記載されています。(※「非正規」とは、例えばバイトや派遣社員のことをさします。)
反対に、正社員の平均年収はというと
「正規については男性 561 万円、女性 389 万円」と記載されています。
単純に年収を12ヶ月で割るとこうなります。
平均年収 | 平均月収 | |
正社員(男性) | 561万円 | 47万円 |
正社員(女性) | 389万円 | 32万円 |
フリーター(男性) | 226万円 | 19万円 |
フリーター(女性) | 152万円 | 13万円 |
これはあくまで”平均”であり、当然ですが個人差があります。
またここから「税金」や「保険料」「年金」などが引かれるため、手取り給料はこの8割くらいになります。
ちなみに僕は現在、関東で派遣社員として働いています。
SNSでの活動をしつつ余裕を持って働いて、現在の派遣の月収は約28万円です。
以前、地元の田舎の方でアルバイト生活をしていた頃は、
週6くらいでクタクタになりながら働いても、給料は
20万円に届くか届かないか…くらいでした。
このように「どこで(都会なのか田舎なのか)」働くのか
「何をして(やりがいor高い給料)」働くのか
によって年収月収は大きく変わってきます。

もちろん都会の方が家賃や物価が高いので、時給が高いのも当たり前。なので、フリーターとして生きて行くためには、高い給料を求めて都会に来るよりも、「自分がどこで何をしたいのか」を優先的に考えた方が良さそうだね!
一人暮らしの現実
そもそもフリーターに一人暮らしは可能なの?

結論から述べさせていただくと、
可能です。
理由は単純ですが「働いた分だけ給料はもらえるから」
これだけです。
具体的な例として、実際に僕が一人暮らしをしてた際の金銭状況をまとめてみました。
少しお恥ずかしいですがご覧ください。笑
給料(手取り) | 家賃(光熱費込) | 食費 | 娯楽費 | 残高(貯金) | ||
給料が高かった時 | 26万 | 7.5万 | 3万 | 7万 | 8.5万円 | |
給料が低かった時 | 18万 | 7.5万 | 2万 | 5万 | 3.5万円 |
やはり一人暮らしを始めた最初の頃は生活や給料が安定せず、苦しい日々が続いていましたが、
ある程度収入や生活が安定し出してからは、意外と優雅な生活ができていました。笑
(営業のお仕事をしていたので歩合制(成果によって時給が変動する)でした。)

「手持ちが少ない時は”節約する”」「財布に余裕があるときは”少し贅沢をする”」こういったお金の管理さえちゃんとしておけば、フリーターの一人暮らしは全く問題なく”可能”なのだ!
一人暮らしをする際の注意点は?
ですが、そうはいっても「非正規雇用」
一人暮らしをする上で気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。
最悪なケースの可能性

今や生活の中で無視することができない「コロナウイルス」
多くの企業やその人たちが損害を受けてきました。
そんな中、フリーターにとっても最悪の損害があります。
それは、急な解雇や雇い止めです。
社会的な地位や会社内での立場は、正社員と比べると天と地の差だと思った方がいいです。
それはフリーター、派遣社員である自分を卑下しているのではなく、
僕自身、実際に派遣切り(予定していた勤務期間を大幅に短くされること)を何度か体験しました。

これは派遣切りをした企業が悪いのではなく、現状から自分や部下を守るために「会社にとって必要としない人材」から切り落としていくことは、合理的かつ当たり前なんだよね…
バイトや派遣で働き続けるということは、契約は結んでいても
「いつこの職場で働けなくなるかわからない」ということを念頭に入れて、
いつでも柔軟に対応できるように準備と対策はしていた方が良いですね。
困る前に余裕のある貯金を!

既に引越し先でお仕事が決まっている場合でも油断は禁物です。
一人暮らしを体験したことがない方へ一言言っておくと、
引越しって、
想像の数倍お金がかかります。
引越し初期費用についてはこちらをご覧ください↓

何回も言うけど、引越しをするならお金はできるだけ貯めておこう!お金に余裕があれば”シフトを減らす”ことができることができるのもフリーターの特権!心にも生活にも余裕を持たせるために貯金はできるだけしておこう!
まとめ
「フリーターになろう!」と思ってなる人ってあまりいないと思います。
何か自分なりの理由があって、そのためにとった選択がたまたまフリーターだっただけ。
大体の人はそういう成り行きだと思います。
だからこそ、事前の準備は怠らないように。
「夢」と「自由」の天秤にかける重さを間違えないように。
少しでもこの記事を見たあなたの役に立っていることを祈っています。
Directed by Motoki
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