私はコロナ感染が世界で流行る少し前、カナダのバンクーバーに約1ヶ月の短期留学をしていました。
短期留学ってずっと行きたいって思ってたけど、ネットで調べると”ネガティブな記事やデメリットをまとめた記事”ばかりなんだよね…。
そうなの!!でも、帰国した後考えてみたら「ネットに書いてあることは自分の経験とは少し違うなぁ…。」って思ったよ!
きっと、短期留学を検討されているみなさんはネットを見て不安に思ったはず!!
そこで今回は、実際に短期語学留学を経験してきた私が感じた、リアルな感想と短期留学の真実についてまとめました。
これを読めば、留学に悩んでいるあなたも必ず留学に行きたくなる!
そして短期留学への不安や疑問を解決できる内容となっています^^
ぜひ最後までお楽しみください!
短期留学のメリットとデメリット
まず短期留学のメリットとデメリットをご紹介します。
一般的な悪い方のイメージとしては、
などが多いと思います。
しかし私の経験から言うと、圧倒的に留学と旅行は違ったし、英語力以外にも伸びた部分がたくさんありました。
それを知らないで「短期留学は意味がないから観光に行こう」となるのはあまりにももったいないと思うのです!!
ということで、まずは私が実際に短期留学を経験し感じたメリットデメリットをまとめていきます。
実際に感じたメリット
私が感じたメリットは他にもたくさんありますが、3つに絞ってみました。
- 外国の友達がたくさん出来た
- 英会話、コミュニケーション、旅行に圧倒的自信がついた
- 外国に住む事で旅行では得られない体験が出来た
外国の友達がたくさん出来た
実は、旅行で友達を作ることはかなり難しいです。
なぜかと言うと、海外の人たちからすれば、
旅行者は長くてもたった数日しか関わることのない「お客さん」という立場だから。
それと比べて留学は違います。
普通だったら出会えないような国の方と、一度に何人もと長く接する事ができ、
旅行で来る人達よりも深い「友達」と呼べる関係になれるのです。
実際の例で言えば、ブラジルやチリの方々もカナダまで多く来られていました。
その人たちに
「日本には来た事がある?」と質問すると、ほとんどの人が「ない」と言うんです。
なぜなら「日本に行くのに私たちは24時間以上かかるのよ。」と。
「確かに!!!」
あまり気にしたことはありませんでしたが、
日本と反対の国の方々と一緒に生活ができるということは留学ならではの良さだなと感じました。
英会話、コミュニケーション、旅行に圧倒的自信がついた
私は正直「英語の勉強なんて日本でもできるよなぁ」と思っていました。確かにそれは可能です。
しかし、留学に行く前と後では自分自身の人間性が圧倒的に変わったんです。
元々日本では接客業をしていたのですが、外国人の対応によくビビっていました(笑)
「英語通じなかったら恥ずかしいし・・・」と思っていたのに、留学を1ヶ月しただけで外国人と接する事に「慣れた」のです。
今までは外国人がレジに並んでいると緊張していた自分がなんと!帰国後は自ら話しかけられるようにまで成長していました。
「え?そんなに英語上達したんだ」と思った方、いいえそんな事はありません。笑
私の英語力はおそらく全く上達はしていませんでしたが、
「英語」ではなく「留学して海外で生活できていた自分」に自信を持てるようになったんだと思います。
そしてコミュニケーションについてです。
留学に行く前の自分は人見知りだし友達もそんなに多くない。
「日本でも友達作り苦手なのに、外国でなんてできるのかな・・・」と不安でしたが、
こんな私でも結構できたんです!(笑)
理由は「友達がいないと死ぬ!!」と思ったからです。(笑)
カナダに着いた時は本当に知り合いも誰一人としていない知らない街で、英語もわからずバスの乗り方もわからない。
「こんなの、誰かに頼らないと生きてけないでしょ!」心からそう思いました。
そういう追い詰められた時に人間っていうのは力を発揮するんですよね。
翌日学校に着くといち早く友達を作っていました。語学学校の皆さんも全員別の国から来た留学生です。
気持ちをわかってくれるしとても優しく接してくれました。
そして、日々知らない国の方と出会い、文化を学ぶ事で、日本でも様々な価値観を受け入れられるようになっていましたし、
何よりも自分の人見知りがなくなりました。
どんな人に出会っても動じなくなったんです。
そして旅行する事にも自信がつきました。
一人で1ヶ月外国で生活した事で、どこに行っても自分は生きていけるんだ!と思えるようになりました。
そして何よりも、生活面で学んだ事がたくさんありました。
お金の払い方やチップ文化、気候の違いや働き方の違いなど、本当に様々な日本との「違い」を経験し、
次の国でも「違い」を恐れる事なく、ポジティブに受け入れられるようになりました。
やはりこれも観光客という立場で旅行していたら学ぶことのできなかった事実ですし、
自分の今後の人生に圧倒的変化をもたらした出来事だったと今は思えます。
外国に住む事で旅行では得られない体験が出来た
バンクーバーではシェアハウスに住んでいました。
日本人は私一人で、同居人は学生だったり社会人だったり様々でした。
人生で外国人と一緒に住むということを初めて経験した私にとってとても刺激的な毎日。
共同の冷蔵庫一つとっても、入っている食べ物がお国によって違うし、持っている物とか服とか全てが自分とは違うんですよね。
知らない料理や言葉を教えてもらったり、一緒に生活をしているだけで多くの知識を吸収する事ができました。
その他には陸路を使ってアメリカへ旅行に行ったり、ローカルなショッピングセンターで買い物したり、
時間を気にせず特別な体験を好きなだけできる環境がとても素晴らしかったです。
生活の全部が外国に変わる事で、自分のライフスタイルも変わりましたし、将来に対しての考えの幅が広がった気がします。
短期留学のデメリット
次は私が感じた短期留学のデメリットです。圧倒的に感じたのはやはりこの二つ↓
- 仲良くなった友人と離れるのが寂しかった
- 授業に自分への効果が感じられなかった
仲良くなった友人と離れるのが寂しかった
私の周りには短期留学者が少なかったので、まあ!帰国はとにかく寂しかった!!
これは事前に短期留学経験者から聞いていたことでした。
ですがやはり、異国の地で出会えた特別な友達であり、もう2度と会えないかもしれない距離に住んでいて、
しかも、留学の苦楽を共に経験した大切な人たち。
離れる時ももちろん辛かったけど、
私が帰国してからSNSでカナダにいる友達たちが楽しんでいる様子を見ることが、なんだか切なかったです(笑)
しかし、例え長期留学だったとしても必ず別れというものはある事なので、やはり誰しも今ある一瞬を大切にする事が大事ですね。
授業に自分への効果が感じられなかった
私が通っていた語学学校は、入学時に簡単なテストをしてクラス分けをされます。
通常のルールでは1週間に1回のテストで成績が上がるとクラスアップするシステムなのですが、
短期留学者は期間が短いのでクラスアップする事ができませんでした。
英語を勉強する上で、その制度がモチベーションにならない事が少しつまらなく思った点です。
クラスアップがないならテスト受ける意味もあまりないですよね。
もう一つは、期間中に勉強できる範囲のことです。
私が入学した時期はちょうど学期末に入っていたようで、教科書の最後の方を授業でやっていました。
全く勉強にならない訳ではないのですが、やはり短期だと1セクションほどしか習う事ができないんです。
なので勉強に力を入れている方でしたら、もしかすると「あれ、学校って通わなくてもよかったかも?」と思うかもしれないです。
そしてやはり英会話の上達への道は「自分で考えて自分で話す」ですから、
教科書に沿った内容をただ繰り返し発音していく授業の中ではあまり上達の効果も感じられないかもしれません。
この2点が私がデメリットであると感じた点でした。
語学学校に通う必要はある?
では、そんなメリットとデメリットを踏まえた上で学校に通う必要はあるのかという事についてお伝えします。
私、個人的には学校に通ってよかったと思っています。
それはたくさんの友達ができたからというのが大きな理由です。
確かに学校に通わなくても友達を作ることは可能なのかもしれません。
しかし初めての海外生活でしたし、外で会う人はどんな人達なのかわかりません。
日本よりも危険が身近にあるのが外国という世界。
一方で、学校で友達を作るのは簡単で安全です。
また、自分と同じように語学を学びに来ている友達とは積極的に英会話をする事ができ、
自分の拙い英語も聞き取ってくれるような優しい留学生ばかりでした。
そして、カナダ人の先生と関われたこともいい点でした。
実は留学先で現地の方と触れ合う機会って結構少ないんですよね。
そんな中で、学校の先生は私たちが一番身軽に関わることができる現地の人だったんです。
先生にはよくカナダでの疑問を質問していましたし、
先生からもカナダの伝統的な文化を教えてもらう機会が多かったです。
そのような理由で、お金と時間に余裕があるのであれば語学学校に行くことをお勧めします!
しかし、授業の面ではデメリットと感じる部分もあるのでそれも踏まえて考えてみてください^^
短期留学が向いている人、向いていない人
後悔しない留学を実現するためにも、
短期留学に向いている人と、長期留学に向いている人をざっと簡単にまとめてみました。
短期留学が向いている人
・海外初心者さん(留学が初めて)
・勉強よりも海外経験を重視したい人
・飽き性さん、低予算プランの方
長期留学が向いている人
・海外経験が豊富
・ガッツリ勉強重視で英語漬けの留学にしたい人
・留学国付近の別の国にも旅行に行きたい人
最後にもう一つだけ、気持ちの面で「短期留学でよかった」と思えたことは、
”期間が短いこと”がストレスを緩和してくれたことです。
なんでもかんでも、「1ヶ月だからいいや」と思えたのです。
前項でも書きましたが、私は留学中はシェアハウスに住んでいました。
想像していたよりとても綺麗な内装で、住み心地も悪くなかったのですが、
やはりシェアハウス。
受け入れ難い価値観の違いはありますし、言葉も通じない他人と生活するのは若干のストレスもありました。
しかしそれも、どうせ1ヶ月だからと我慢できましたし、短期間だから特に何の問題も起きる事なく最後の日までいる事ができました。
周りの長期留学者から一番愚痴や不満を聞いたのはやはり家のこと。
この点では短期留学でよかったなと思いました。
短期留学は行った方がいい?
私なりの結論は、短期留学には行った方がいいです!
ですが、長期でもいける予算があるのであれば、長期留学をおすすめします。
それは英会話も上達すると思いますし、より多くの経験ができると思うからです。
でもだからって、短期がダメというわけではありません。
私はこの留学という経験を通してたくさんの価値観に出会い、自分の人生に良い効果をもたらした大きな経験となりました。
たった1ヶ月でしたが、1週間でも行けるのならば絶対に行くことをおすすめします。
また個人的にはせっかく留学に行ったのならば、ポジティブな気持ちで帰ってきて欲しいなと思うのです。
短期なら留学に挑戦しやすい環境が整っています。留学後の次のステップのためにも経験は無駄にして欲しくありません。
なので、海外旅行初心者の方や英会話に自信がない方には、まずは短期の留学をおすすめします。
最高に充実した留学生活を!
最後まで読んで頂きありがとうございました^^
留学についての様々な価値観はあって「短期留学は意味がない」とか、「あの国はダメだ」とか言う人がいます。
しかし私が伝えたいのは、「目的は人それぞれである」と言うことです。
私の目的は「海外を全力で楽しむ」でしたから、本当に全力で楽しみましたしその目的を達成して帰国する事ができました。
他人に流されず、あなたの目的を考えてみてください。
英語を勉強する?文化を学ぶ?海外を楽しむ?なんでも良いんだと思います。
留学はその目的を叶える「ツール」にすぎません。
私は「短期留学は意味ないよ」という記事を読んでから実際に短期留学に行った者です。
ですが、その記事は私にとっては嘘でした。
何に対しても意味がないことなんてありません。
与えられた環境の中で、あなたがいかに経験を力に変える事ができるかなのです。
その力に変えられなかった人が言う事が「留学は意味がない、日本でもできる」という言葉なんです。
だから、周りに何を言われても、ネットに何が書いてあっても、私たちは自分が選ぶのですから他人の意見は関係ありません。
自分の道で、自分の目標に向かって歩んでいきましょう^^
written by kanako
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