こんにちはかなこです!
電車や街中で見かけるこの赤いマーク、みなさんは知っていますか?
確かヘルプマークだったかな?
そうです!このマークがヘルプマークということは知っている方も多いかもしれません。
では、ヘルプマークとはどんなものかはわかるかな・・・?
えっと・・・助けて欲しい人がつけてる、、とか・・・?
大体の方がなんとなくこのようなイメージを持っていると思います。
実は私自身も少し前まではヘルプマーク保持者でした。
今でこそヘルプマークのポスターなどを見かけることが多いですが、まだまだ認知度は低いですよね。
今日は「ヘルプマーク」って一体何!?という基本知識から、
実際にヘルプマークを保持していた私が感じていたことまで掘り下げていきたいと思います!
ヘルプマークって何??
”ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。”東京都福祉保健局ホームページより
なるほど!障がいを持っている人のマークなんだね!
車椅子に乗っていたり、杖をついていれば見ただけですぐにその人の状況がわかります。
しかし、そのような方達だけが配慮を必要としているわけではないのです。
私もそのひとり!
目に見える病気ではないので、電車で立っているのが辛くても我慢することが多かった・・・
その他にも、外見からはわからないため優先席に座っていると鋭い目で見られたり、理解が得られないことが多くあるんです。
しかしヘルプマークができたことで、このように悩んでいた人のストレスがだいぶ減るようになりました。
わざわざ説明しなくても周囲に配慮してもらえたり、突然体調を崩しても素早い対応をしてもらえるようになったのがヘルプマークのメリット!
ヘルプマーク持つ対象者は?基準はあるの?
ヘルプマークを使用する方の障がいや疾患の基準は特にありません。
障害者手帳や診断書などの特別な書類の提示は必要なく、必要とされる全ての人が受け取ることができます。
また、本人が受け取りに行くのが難しい場合は、家族や代わりの方でも受け取りは可能です!
※自治体によっては申請書の提出が必要な場合もあるそうなので、お住まいの自治体に必ずご確認ください。
ヘルプマークはどこでもらえるの?
ではヘルプマークはどこでもらえるのでしょうか?
東京都から始まったヘルプマークですが、現在は熊本県・鹿児島県を除く1都1道2府41県に普及されています。(令和2年10月31日現在)→その中でも普及されていない市町村もあります。
まずはお住まいの自治体がヘルプマークを導入しているか確認しましょう。
自治体により普及方法は違いますが、大体は地下鉄の駅務室や場所役所の障害福祉窓口、身体障害者福祉センターなどの場所で配布されています。
私は地下鉄の駅で入手しましたが、「ヘルプマークください」の一言だけで入手することができましたよ!
ヘルプマークを取りに行くのが難しい場合
配布場所まで行くことが難しい場合は、自分で作成することもできます。
自分で作る時は、ガイドラインに従って作成しましょう。
ヘルプマークを付けたくない人!ヘルプカードはどうですか?
中には障がいや病気のことを知られたくない方もいますよね。
このヘルプカードはマークのように鞄につけたりするものではなく、お財布などにしまっておき疾患の症状による発作など支援が必要な時に提示するといった使い方ができます。
何らかの理由でヘルプマークを付けたくない方でもいざというとき助けを求められないという事がないように、ヘルプカードだけでも持っておいたほうがいいですね。
ヘルプカードはヘルプマーク配布場所で配布されている場合もあります。
また自治体によっては「防災手帳」「SOSカード」などいざという時に役立つツールが様々あるみたいです!
「自治体でカードをもらうのがめんどくさい」って人でも、
自分なりのメモをお財布に入れて、緊急時に備えておくとかそんな方法でもいいと思う!
形が何であれ、いざという時に自分を助けられるツールを持っておこう!
ヘルプマークはどうやって使うの?
まずヘルプマークをもらったらストラップ、説明書、ご自身の情報を書くシールの3点を確認してください。
このシールには自分の病気や障がいのことや、必要とする支援内容、通院先、緊急連絡先などを自由に記入することができます。
自分に必要な情報を書いたらシールをストラップの片面に貼りましょう。
そして、ストラップは周りから見えやすいように、カバンなどにぶら下げるといいでしょう。
記入シールはなくても大丈夫です!しかし、支援内容が細かく書かれているといざというときのためになります。
必要だと思う方は必ず書いておきましょう。
ヘルプマークを付けている人がいたらどうすればいいの?
私たちの身体がみんな違うように、ヘルプマークをしている人でも状況は異なります。
見た目では健康そうに見えても疲れやすかったり、同じ体勢で長時間いることが難しい人もいます。
電車やバスの中でヘルプマークをした方を見かけたら、できるだけ席を譲るなどの配慮をするといいでしょう。
特に車内が混み合っている場合は、そのような配慮がヘルプマーク保持者にとっては大変ありがたい事が多いです。
また、ヘルプマークを付けている方がお困りの際や、体調不良の時は、
ヘルプマークの裏の記入シールを確認しましょう!
支援を必要とする方の大体は、そこに緊急連絡先や病名などの情報が記載されているはずです。
人によっては応急処置の内容が書かれている場合もあるかもしれません。
そんな時に情報を見れば何をすれば良いのかすぐにわかると思います。
急病人の前では焦ります。特にこのことを覚えておくといいですね!
ヘルプマークを付ける人が気をつけることって?
私が実際にヘルプマークを付けていて、着用する側にも気をつけなければいけない事はあると思っています。
ヘルプマークを付けたら思っていた感じと違った、なんてことも多かったです。
使い始めてからそんな事にならないように、注意してほしい事をまとめました!
ヘルプマークはそれほど認知されていない
付ける側としては自分のことなのでよく知識はあるのですが、
付けない人にはまだまだ浸透していないのがヘルプマークの現状だと思います。
やはり付けているだけでは、電車で席を譲って頂ける事は少なかったです。(あくまで個人の感想)
ですがそんな時に「ヘルプマークつけてるのになんで配慮がないんだろう」と思わないように気をつけてください。
もしかしたら周りの人たちは配慮がない、のではなく知らないだけの可能性が高いからです。
またはスマホや自分のことに夢中で見えてない場合もあります。
でも・・・付けてるだけで配慮してもらえないなら、
ヘルプマークつける意味ってないんじゃない?
確かに最初は私も、思っていたイメージとは違かったのでそう思いました。
しかし、ヘルプマークを付けるとそれだけで何となく勇気と安心に変わったんです。
どうしても席に座らなければならない、他人の配慮が必要な時に、
ヘルプマークがあればマークを見せながら「すみません、体が弱いので譲っていただけませんか」と言えるようになりました。
私たちにとっての一番は何も言わなくても周りに配慮してもらうことかもしれませんが、
目の前の見ず知らずの人がどんなバックグラウンドを持っているかはわかりません。
周りの配慮だけでなく、私たちなりの気遣いが必要な時もありますよね。
なるべくお互いが気持ちよく過ごせるように、ヘルプマークをつける側も考えていきましょう。
ヘルプマークを正確に理解していない人もいる
公共の場では色々な方がいます。
中には間違った認識を持っている人から、侮辱的なことを言われたヘルプマーク保持者の声もネット上であがっています。
その事実を知った時、私もマークをつける事が恐かったです。
しかし、間違っているのはどちらでしょう。
間違った認識を持つ周りの目を気にするなというのは難しいかもしれません。
ですが、ヘルプマークは2020年3月時点で約370,000個も配布されています。
つまりはそれほど多く、ヘルプマークを持っている人、理解がある人がいるということです。
なのでもしこれから同じようなことで困ったとしても、みなさんにはヘルプマークを持つのやめようかな・・・と思わずに安心して付けてほしいなと思います。
ヘルプマークの悪用に注意!
ヘルプマークは無料で受け取れるものですが、メルカリなどのフリマアプリで転売されているようなので注意してください!
どこでもらえるかなどの情報が十分に知れ渡っていない為、こうした悪質なケースに巻き込まれてしまう方もいると思います。
もしこの記事を見ている人の周りでヘルプマークを使おうと考えている人がいたら、無料で配っていることや、受け取り場所について是非教えてあげてください。
また、実際にマークをもらう人もこうした被害に遭わないように気をつけましょう。
ヘルプマークをもっとたくさんの人へ
ヘルプマークについてわかっていただけたでしょうか?
きっとヘルプマークについて知った途端、街中でたくさんヘルプマークが目につくと思います。
そんな時は一声かけてくださると、それだけでマークを付けている人たちの支えになるはずです。
ヘルプマークは多くの人に知ってもらってこそのツールです!
みなさんもこれを機に、ヘルプマークについてたくさん周りに広めてくださいね^^
written by kanako
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